ブログやニュースサイトなどに貼られているアドセンス広告。
この広告枠に最近、「養宝珠」や「株式会社E-Seeds」「株式会社ピーカーブー」……など、成人向け・R18の卑猥な画像が貼られた広告がよく出てくるようになっています。
くろねこも見るたびに「なにこれ?(怒)」となってます。
こういう不快な広告が頻出すると、そのブログやサイトから読者さんの足が遠のいてしまいます。
実際、X(旧Twitter)で、ニュースサイトのアカウント宛てに「こんな広告載せるならもうアクセスしない!」というようなリプライもちらほら見られました。
ごめん、載せたくて載せてるわけじゃないんだ……
サイト管理者として、こんな広告を野放しにしておくわけにはいかない!
ということで、この記事ではサイト管理者向けに、できるだけ不快な広告を表示させないための対策をまとめました。
一応保身のため言っておくと、紹介されている商品が悪いというわけではなく、目を引くため(?)に規約に反するレベルの画像を使っている広告主が悪いです。
アドセンス広告で不快な広告をブロック:広告レビューセンターで設定
まずは念のため、この広告がアドセンスから配信されているのか確認しましょう。
アドセンスの管理画面→メニュー(左側の横三本線)→ブランド保護→コンテンツ→広告レビューセンター
を開きます。
ここでは、配信されている広告を一覧で確認できます。
「フィルターまたは検索」欄に、非表示にしたい広告のテキスト(一部でOK)を入力。
今回は「養宝珠」と入れて検索……
出てきました……アウトです……(画像部分は自主規制)
該当する広告に「すべて選択」でチェックを入れて、「ブロック」をクリックすれば、管理サイトで該当広告が出なくなります。
くろねこは他のサイトでも配信がなくなるよう願いを込めて「ブロックして報告」しています。
ただし、2日後に念のため確認したところ、また追加で新しい広告が配信されていました……。
テキストや画像を微妙に変えているようで、あとからあとから同じような広告が配信されています。
というわけで、定期的にチェックが必要ですが、不快な広告はもう少し根こそぎ排除したいところです。
アドセンス広告で不快な広告をブロック:ブロックコントロールで設定
アドセンスの管理画面→メニュー(左側の横三本線)→ブランド保護→コンテンツ→ブロックのコントロール
から、3種類の対策を行います。
なお、下に行くにつれて広告ブロックの範囲が広がります。過度にブロックするとアドセンス収益が減少する場合がありますのでご注意を。
①広告主のURL
こちらでは広告主のブロックを行います。
先ほど広告レビューセンターでブロックした広告の下に表示されていたURLを、
「広告主のURL」検索窓に入力します。
該当URLのステータスを「許可済み」から「ブロック済み」に変更すれば完了。
これで、同じ広告主から新しい不快な広告が出ても表示されなくなります。
②広告ネットワーク
「広告ネットワーク」では、アドセンスと連携している広告ネットワークのうち、不快な広告を配信してくるネットワークを指定してブロックします。
広告主を複数管理しているのが広告ネットワークです。先ほどブロックした広告主をまるっとブロックできますが、それ以外のセーフな広告主もブロックしてしまうので注意。
広告ネットワークは、先ほど広告レビューセンターでブロックした広告の「3点メニュー(上図赤丸部分)→次の条件で類似の広告を検索→広告ネットワーク」から調べます。
このとき出てくる広告一覧の中で、ブロックしたい広告よりも、問題のなさそうな広告のほうが多い場合は、広告ネットワークのブロックはいったんしなくても良いと思います。
今回は半分以上成人向け画像つきの広告が出てきたのでブロック!
検索窓に出てきた広告ネットワーク名を控えたら、
「広告ネットワーク」検索窓に入力します。
該当ネットワークのステータスを「許可済み」から「ブロック済み」に変更すればブロック完了です。
③デリケートなカテゴリ
もうひとつは、カテゴリごとブロックする方法です。
「デリケートなカテゴリ」を開き、(今回の「養宝珠」や「株式会社E-Seeds」の場合なら)「性と生殖に関する健康」「性に関する内容」「過度な肌の露出」をブロックします。
まとめ:アドセンス広告で不快な広告をブロックする方法
今回は、アドセンス広告で不快な広告をブロックする方法をまとめました。
アドセンス広告を掲載してブログ運営をしている身としては、読者さんのためにこのような広告管理はしっかりしておきたいですね。
とはいえ、アドセンスポリシーでブログやサイト側に性的コンテンツを制限してるんだから、配信する広告でもそういう成人向け画像を使ったものが混ざりこまないように、Googleさんには監視強化してほしいところです。